恋愛詐欺・美人局・中絶費用詐欺とは
恋愛感情や異性からの誘惑、妊娠などによって費用を請求する詐欺は様々な形で存在しています。恋愛詐欺
恋愛詐欺とは、結婚を目的とせず、被害者に恋愛感情を抱かせるように巧みに仕掛け、その恋愛感情を利用して、金品などを巻き上げる新種の詐欺。ただし、プレゼントや加害者名義などで与えた物品などは、法律上譲渡に当たるため、被害回復はほぼ不可能。詐欺罪で告訴する等の方法も場合によっては非常に困難である。
美人局
美人局(つつもたせ)とは主に女性が交際に応じる素振りを見せて男性を誘い、これを脅して金品を巻き上げる事。居酒屋などで男性が逆ナンパされてホイホイついて行くと、強面のお兄さんに「俺の女に手を出した。」と因縁をつけられ、金品を巻き上げられるのが典型的な事例。
中絶費用詐欺
中絶費用詐欺とは、肉体関係になり、その上で妊娠したと被害者を騙し、中絶費用を請求する詐欺のこと。実際は妊娠などしておらず、その費用に充当する金品が目的である。また、その費用を請求するために、強面のお兄さんが出てくるという事もあり、恐喝と言えるような要素を併せ持つ。
恋愛詐欺・美人局・中絶費用詐欺の事例
恋愛詐欺・美人局・中絶費用詐欺の事例を紹介もてないはずなのに・・・。
30代になっても彼女ができない山田(仮名)は、出会い系サイトに嵌っていた。そのサイトで順調に連絡を取り合っていた裕子(仮名)から、「会いたい」という連絡があり、山田はオシャレをして、待ち合わせ場所に出掛けた。裕子は美人とはいえないが、カワイイタイプで、女性に慣れていない山田は裕子のリードでデートを楽しんだ。気がつけば、終電の時間を過ぎていたことに気がついた山田は、タクシーで裕子を送っていこうとしたが、裕子は「帰りたくない。」と言う。その流れで、山田と裕子は、ピンク色の看板がコウコウと光るラブホテルに入った。そうして、山田がシャワーを浴びて寝室に入ると、裕子の他に、強面のお兄さんがいた。山田は異変に気が付き、逃げようとも思ったが、シャワーを浴びたばかりでタオルを巻いただけの状態である。結局、裕子の兄と名乗る男性に慰謝料を請求され、支払う破目になってしまった。